フォーカス:部品表

今回は、情報の分類と部品表の作成に関する一考察をthink3 プロダクトマーケティングよりご紹介します。

 

アセンブリ設計の最終段階における最も重要な要素は製品データ管理です。製品データ管理では、俗に「メタデータ」と呼ばれる、デジタルなデータと密接な関係を持った情報を管理しており、これらの情報を利用して、設計の細部を確認したり管理したりすることができます。
メタデータは、製品の設計のみならず、生産のための材料の購入や、製品販売後の様々な活動に至るまで、あらゆる過程で再利用されます。そのため、部品の品番設定や設計部品表の作成、最終図面の作成などを通したメタデータの入力は、設計者が毎日行わなければならない重要な作業です。
様々な技術文書作成プログラムと連動した PLM システムは、情報を管理し、共有したり正式化したりするための理想的なツールです。
しかしメタデータは、いつどのようにして入力し、いつ利用するのが最適なのでしょうか?

会社を取り巻く状況は日々変化しており、この変化を乗り越えるため、ますます多くの人が製品情報を利用することが必要になっています。会社や組織の大きさにより考慮すべき点は様々ですが、一つだけ確実なことがあります。それは「設計者」です。設計者は製品の細部を熟知しており、保留されているもの、今情報を入力すべきもの、すぐに利用可能にすべきものなどを決定するための「鍵」を持っているのです。したがって、詳細な情報は製品の設計時に入力するのが理想的と言えるでしょう。それでは、情報の入力にはどのようなシステムを使うのが良いのでしょうか?

ThinkDesign では、3次元アセンブリは複数のコンポーネントの階層構造で構成されます。それぞれのコンポーネントには、標準で部品番号、説明、測定単位、熱処理などの機械部品に関する典型的な情報が用意されており、また、個別に数量を割り当てることもできます。
これらの情報は、「部品プロパティの編集」機能を使用して、アセンブリ内の個別のコンポーネントに、一度に入力することができます。

 

1.1_Part_list

 

最新版の ThinkDesign では、3次元アセンブリの中で直接コンポーネントに情報を入力する上記の方法に加え、部品表の上から入力する方法も利用できるようになりました。部品表では、アセンブリを構成するすべてのコンポーネントの情報を表形式で一覧することができます。表中のそれぞれの行が個別のコンポーネントに相当しており、必要な情報を迅速に入力することができます。

 

 

部品表を使用すると、アセンブリでの作業時、設計者は作業の進捗度合いにかかわらず、表計算ソフトに情報を入力するのと同様の方法で、いつでもコンポーネントに情報を入力することができます。
このような一覧表への入力は、方法自体とてもわかりやすいため、他人に依頼しなくても設計者が自ら行うことができます。また、間違いが発生することも少なく、入力自体も素早く行うことができます。

3次元モデルからは、重量、切断長さ、全体の寸法などのいくつかの情報を直接得ることができ、それらを利用すると、材料購入時に必要な原材料表を適切に作成することができます。

 

 

設計者は部品表を使って、各部品を連番、アルファベット順、選択順など様々な方法で並べ替えて一覧表示したり、分類したりすることができます。また、様々な部品を複数選択して、3次元モデル中にハイライト表示することができ、どの部品がどこにあるのか、簡単に検索して表示することもできます。

 

1.4_Part_list

 

部品表からは、アセンブリの各部品から収集されたメタデータを直接 CSV 形式のファイルに出力することができます。その後エクセル(などのプログラム)を使用して出力されたデータを加工し、素材リストや詳細部品リストを作成したり、報告書を作成したりすることができます。
部品表を使用した製品情報の設定は PLM システムを置き換えることを意図したものではありません。自動採番機能などの各種自動化機能を使用し、重複せずにデータを入力可能な仕組みをインフラとして提供可能なのは、実際には PLM システムのみです。
とはいえ部品表も、設計の初期段階以降、またはアセンブリの分析中に、迅速に製品データを入力することができ、とても価値のあるツールと言えます。設計の初期段階で入力されたデータは後工程でも再利用することができ、設計者と最終工程の作業者との間の意思疎通を迅速に、そして明確に行うことができます。

 

 

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