Inside think3: William Marchesini に対する3つの質問

この「Inside think3」ニュースレターでは、think3 製品に携わる人々へのインタビューを再開します。

 

再開の一人目は、think3 製品のユーザーインターフェースの開発に長年従事している William Marchesini です。William はソフトウェアの設計と開発において 20年以上の経験を持っています。近年彼は、特にThinkDesign のユーザーインターフェースの作成に注力しており、ThinkDesign で使用されている 7,000 以上のビットマップ画像は彼によって作成されたものなのです。

 

William、ユーザーインターフェース設計のエキスパートとして、いつもどのようなことを気にかけているか、教えていただけますか?

喜んで! 私のゴール、私のミッションは、アプリケーションやコマンドの操作を可能な限り簡単に行えるようにし、ユーザーが最もシンプルで自然な方法で作業できるようにすることです。

良質のユーザーインターフェースは、様々な観点から入念に検討し、それらをバランスさせながら設計する必要があります。それは、直感的で人間工学的であり、柔軟で様々に設定を変えられ、しかも業界の標準に準拠している必要があります。
ユーザーインターフェースの設計に携わる人は誰でも、製品全体に一貫したインターフェースを持たせるため、製品全体を幅広く把握する必要があります。しかし3次元CADシステムは最も複雑なソフトウェアプログラムの一つであり、しかも常に変化し続けているため、それは簡単なことではありません。

>そしてすべてのものが常に変わり続けているため、良いユーザーインターフェースの設計者は、多くの人と議論し、様々なことを聞き、何が完成しており、何が作業中なのか、などといった開発の進捗などをいつも心がけておく必要があります。

さらに、使う人の立場に立って、それぞれのコマンドが実際にはどのように使われているのかを考えることがとても大切です。例えばコマンドの位置やアイコンが少し変わるなどといった、ほんの少しの変更でさえ、多くの人々の日々の作業に大きな影響を与えることがあります。

 

最近、ThinkDesign はどのように変わりましたか? また、お客様からはどんな反応がありましたか?

近年、会社組織が再構成され、様々な部署の間での団結が強まりました。また、お客様と R&D チームとの繋がりもより強固なものになり、今まで以上に素早くお客様のニーズを把握することができるようになっています。実際 think3 は、お客様と緊密に作業し、お客様にとって使いやすい、高品質な製品を生み出してきています。

しかし「変更」はいつも諸手を挙げて歓迎されるというわけでもありません。このことは、私たちが提供する物に明確な「価値」があったとしても、何かを提供する際にはいつも気にかけておく必要があります。

例えば、より良いユーザーインターフェースを提供するため、かつて ThinkDesign のコマンドアイコンを一新したことがありましたが、この際にも、使用するアイコンのタイプを選択できるようにしました。この時は変更したのはアイコンのみで、その他のインターフェースは何も変えていないのですが、それでも古いアイコンを使う方を好まれるお客様がいらっしゃるからです。

 

これからの ThinkDesign はどう変わるのでしょうか?

ThinkDesign 2015 では、新しく「ドキュメントエクスプローラー」が導入され、モデル構造ツリーなどを自由な位置に配置することができるようになります。

この改善により、モデル構造、レイヤー、アノテーション、ビジュアルブックマーク、レンダリングの各タブをより柔軟に操作することができるようになります。新しい「ドキュメントエクスプローラー」は作業中のモデルや図面のウィンドウから切り離して画面上の任意の位置に ―セカンドモニター上にさえ― 配置することができるのです。そして「ドキュメントエクスプローラー」を使用すると、自分の作業環境を自由にカスタマイズすることができるようになり、グラフィック領域をより効率的に使用することができるようになります。その結果、特にフルスクリーンモードやデュアルモニター使用時の作業効率が大きく向上するでしょう。
私たちの目標は、ThinkDesign をますます強力で懐の広い製品にすることです。

将来の製品については機密事項も多く、私はあまり多くを語ることができません。

しかし、次の2つのことを言うことはできます。1つ目は、もし未来について語るなら、過去を忘れてはならないという点です。think3 の前身の CadLab の時代より、ThinkDesign はいつも革新的な製品で、その分野の動向を常に先取りしてきました。過去には、ThinkDesign の初期版に使用していたコマンドアイコンの画像のいくつかが、複数の競合製品にコピーされて使用されていた!等と言うこともありました。
これからも私たちは、同じように未来を予測し、時代の最先端を進んでいきます。

2つ目は、ここ何年かの間、ユーザーインターフェースは製品開発において極めて重要な位置を占めるようになったという点です。それは単に見た目だけの問題ではなく、製品のデザイン全体に強い影響を及ぼす要素となっており、そのため think3 はいつもこの点をたいへん重視しています。将来の ThinkDesign にも、最良のユーザーインターフェースを提供できるよう、最大限の注意を払って開発しています。
 

 

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