機能 Top 10:2次元/3次元の統合環境

ThinkDesign は、2次元と3次元の機能を備えた独自の設計環境を提供しています。これはユーザーにとってたいへん大きな利点です。今回は、とかく過小評価されがちなこの機能を詳しく見ていきましょう。

 

 

設計システムの進化には、製造業における組織的な生産過程をサポートするための技術文書の発展が不可欠でした。この「発展」は、実際には設計を直接3次元で行うという現代的な手法によって実現されており、すでに一般的に利用されていますが、それでも、未だ多くの企業で2次元図面も幅広く使用されています。

実際、最終的に必要となる文書には、3次元モデルの他に生産や組立などの各段階に関する2次元図面が数多く含まれていることが多々あります。製品の種類によっては、その製品が市場に出るまでの間、2次元の手法が最も効果的だと考えているユーザーも存在します。現に2次元図面はアイディアを表現し、伝えることのできる一般的な方法とも考えられています。さらに、標準的な設計ルールが一般化するに従い、製品プロジェクトのデータを統合して共有するための公式な方法の開発が求められています。

2次元と3次元が統合された ThinkDesign の設計環境で作業をすれば、ユーザーは2次元と3次元双方の利点を最大限に活用して、自らが抱える様々な問題を解決することができます。ここにいくつか例を挙げてみましょう。

  • 設計者の能力や使用するデータの種類により、望ましい手法を選択することができる。
  • 過去の2次元図面をインポートして復元し、作図ツールで簡単に修正することができる。
  • 構想設計の段階で機械部品の断面や配置を事前に調査することができ、寸法や線、単純な参照形状などを自由に追加することができる。

事例の紹介:

  1. 図面環境では、作図機能を使用することで昔ながらの2次元設計の手法を取り入れることができます。ThinkDesign が備える図面規格は業界標準に準拠しています。また、図面をグループとして管理することのできる各種機能を活用すれば、ThinkDesign は、機器配置や工業プラント、テクニカルデータシートの設計に最適な環境となります。
  2. モデル環境では、2次元要素はパラメトリックなプロファイルやソリッド、またはアセンブリ要素などと共存することができます。適切な基準面を選択すれば、単にコピー&ペーストするだけで図面要素を3次元モデルの任意の場所へ取り込むこともできます。取り込まれた2次元要素からは、新たなパラメトリックなプロファイルを直接作成したり、ソリッドや曲面を作成したりすることができます。また寸法測定や点をスナップする際の参照要素として使用することもできます。


    工具交換装置の2次元図面

     

    2次元図面から断面と参照曲線を取り込んだ工具交換装置のアセンブリモデル

     

  3. 2次元と3次元の環境は完全に統合されているため、図面とモデルの両環境でまったく同じ作図コマンドや寸法設定コマンドを使用することができ、作業をとても楽に行うことができます。つまり3次元設計をより簡単に進めることができるのです。例えば、「マルチストレッチ」コマンドをプロファイル環境で使用すると、2次元図面を修正する時と同じ方法で、プロファイルの未拘束要素を簡単に修正することができます。
  4. 寸法設定コマンドや作図コマンドは3次元モデル内でも使用することができるため、寸法や注記、寸法許容差などを、生産に役立つ詳細な情報(PMI-製品製造情報)としてモデル内に直接追加することができます。

 
 

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